動くスケッチ・ソースコード

変数とは、数値・文字などを保存・記録できる紙切れや引き出しのようなものです。

例えば自分の身長をプログラムで使いたいとすると、このようにできます。

let shincho = 165;
rect (50, 50, 100, shincho);

こうすると shincho とは165に変換され、 rect が描く四角の縦長さが165になります。

こう見るとあまり効率的に見えないかもしれませんが、値に名前を付けるだけでプログラムが人間に読みやすくなります。また、同じ値を何箇所かに使う時は特に便利です。

let の意味

上記の例に shincho が2回出ていますが、最初だけ let が付いています。変数を命名する時は、このように先に let と書く必要があります。変数一つずつ let が1回です。それも1回目です。

変数の中身を変更

let shincho = 165;
rect (50, 50, 100, shincho);
shincho = 190;
rect (250, 50, 100, shincho);

shincho が165の時に書いた、左の方に書かれる上記の長方形は、縦長さが165です。

その後 shincho の値(中身)を190に更新して、右にずらした二つ目の四角を描きます。この段階の shincho が190なので、二つ目の長方形の縦長さは190になります。

let は最初だけつけているのに注目してください。

color 関数を使った変数定義

let c = color(255, 0, 0);

スケッチにこうあるのですが、3つの数値を使った色を変数に保存したい時には color という関数を使うことができます。

この場合は color に三つの数値を渡して、色というものに変換してもらって、それを c 変数に保存しています。そうすると c の中身は fill などにそのまま使うことができます。

動画からの変更点

p5.jsでは、変数の型(タイプ)を指定しないで、 int などではなくてどの情報の種類が入っても let で定義します。