1. よく使うリンク
- p5.js 公式リファレンス (日本語版なし)
- p5.js 公式エディタ
2. 流れを制御する重の関数
p5.jsは、setupとdrawと名付けられた関数を期待しています。自分のスケッチでは、このように定義します。
function setup() {
createCanvas(400, 400);
}
function draw() {
background(220);
}
setupは、スケッチ初期化の時に1度だけp5.jsによって実行される(呼び起こされる)。
drawは、画面の1コマ1コマが描かれるたびに実行されます。
createCanvas
Processingやp5.jsは、長方形(もしくは正方形)にものを描きます。
その正方形の横と縦の大きさを、 createCanvas 関数を使うことで設定します。
関数とは何かのやり方をプログラムの中でまとめたものです。 createCanvas とは、p5.jsで用意されている関数の名前です。この関数の中身(やること、効果など)を確認しなくてもよくて、使うことだけに慣れましょう。
関数を使う(呼び出す)時は、関数の名前の次に、関数に渡したい情報をかっこに囲います:
createCanvas(横幅, 縦長);
createCanvas(640, 480); を実行すると、640ドットx480ドットの横長の長方形が出現します。
3. background (背景)
background関数を呼ぶと、キャンバスごとを単色に塗りつぶすことができます。
background(色);
drawの始まりに呼ぶことで、前のコマ(フレーム)の中身を消す効果も得られます。
色の指定はさまざまな方法で可能です。
数値1つ:モノクロ
0〜255の数値を色として扱うと、黒〜白という色になります。
0: 黒64: 25% 明るい灰色(濃い)128: 50% 明るい灰色(中ぐらい)192: 75% 明るい灰色(薄い)255: 白
数値が大きくなると色が明るく(薄く)なるので、この数値を明るさと読んでもいいでしょう。
数値3つ:RGB
光の三原色(赤緑青ことRGB)のそれぞれの明るさを3つの数値として色を表します。
0, 0, 0: 黒255, 0, 0: 真っ赤(赤だけが最大値)0, 255, 0: 100%緑0, 0, 255: 100%青128, 128, 255: 薄い青(水色?)255, 255, 255: 白
16進
ウェブデザインなどでお馴染みの方に便利な使い方です。上記の数値3つを16進として表したものを文字列にして、頭に # を付けます。
慣れている方、使えます。どこかで見てわからなかった方、こういうことです。無理に使う必要ありません。
"#000000": 黒"#ff0000": 真っ赤(赤だけが最大値)"#00ff00": 100%緑"#0000ff": 100%青"#8080ff": 薄い青(水色?)"#ffffff": 白
4. ellipse (丸)
引数として数値を4つ取ります:
- x: 丸の中心のx座標(キャンバスの左端からどれほど離れているか)
- y: 丸の中心のy座標
- w: 四角の横長(width)
- h: 四角の縦長(height)
例:xが200、yが200のところに、100x100ドットという大きさの丸を描きます。
ellipse(300, 200, 100, 100);
ついでに:wとhが一緒になっているので円形になっています。wとhが異なる場合は、楕円になります。
5. rect (四角)
引数として数値を4つ取ります:
- x: 左上の角のx座標
- y: 左上の角のy座標
- w: 四角の横長(width)
- h: 四角の縦長(height)
例:xが150、yが250のところ(左上の角)から、100x150ドットという大きさの四角を描きます。
rect(300, 200, 50, 100);
ついでに:wとhが異なるので高方形になっています。wとhが一緒の場合は、正方形になります。
6. line(線)
引数として数値を4つ取ります:
- x1: 線が始まる点のx座標
- y1: 線が始まる点のy座標
- x2: 線が終わる点のx座標
- y2: 線が終わる点のy座標
例:xが150、yが250のところから、xが50、yが300のところまでの直線を描きます。
line(100, 50, 300, 80);